ウイルスや不正アクセスは減少傾向、Winny相談も半減 - IPAまとめ
情報処理推進機構(IPA)は、2月におけるウイルスや不正アクセスの届け出状況を発表した。ウイルスの検出数や相談総件数は減少している。
2月のウイルス検出数は約26万個で、1月の約31万個から16.6%の減少を見せた。また、同日中に発見された同種のウイルスを1件とカウントする「届け出件数」は1854件で、1月の2046件から9.4%の減少となった。
検出数の1位は「Netsky」の約24万個で、全体の92.2%と依然として9割以上を占めている。2位も先月と変わらず「Mytob」で約5600個だったが、3位にランクインした「Fujacks」は先月の80個から約4500個へと大幅な増加を見せた。
不正アクセスの届出件数は4件で、すべて被害があった。また29件の相談が寄せられており、10件で被害が発生している。
届け出があった不正アクセスの内容は、SSHポートへのパスワードクラッキング攻撃により他サイトへの攻撃の踏み台に利用されたケースが1件、DoS攻撃が1件、その他が2件だった。その他のうち1件は、オンラインゲーム上の通貨やアイテムが消失したというもので、ゲーム内のチャットで提示されたURLから不正サイトに誘導され、ウイルスに感染した可能性があるという。
2月に同機構へ寄せられた相談件数は350件で、1月の408件から減少した。「ワンクリック不正請求」に関する相談は25件で、昨年12月からの減少傾向が続いている。またWinnyに関する相談も前月の17件から9件へと半減した。
(Security NEXT - 2008/03/05 )
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