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A4で128文字まで埋め込める電子透かし技術を開発 - 三菱電機

三菱電機は、従来より多くのデータを透かしとして印刷物に埋め込む電子透かしソフトウェア技術を開発した。

同技術は、印刷された文書の背景に肉眼では判読できない電子的な透かしを埋め込んで出所を明らかにすることで、紙からの情報漏洩を抑止するセキュリティソリューション。従来の技術に比べ、埋め込み可能なデータの容量が増加したという。

今回開発した技術では、A4サイズで256バイト、全角128文字の透かしデータを埋め込むことが可能。これにより、文書の詳細情報や機密レベル、配布先、機密保持期間、プリンタ情報など多くの情報が埋め込めるようになった。

また、最小16分の1に切り取られた文書やコピーされた文書からでも透かしデータの読取りが可能になったほか、アプリケーションやプリンタの機種に関係なく透かしの生成、埋め込みが可能な方式を実現した。今後は、同ソフトを組み込んだプリントサーバの製品化を目指すとしている。

(Security NEXT - 2008/02/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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