Flashベースのトロイの木馬がまん延 - マカフィー調べ
マカフィーは、1月に同社データセンターが検知したウイルスや不審なプログラムの状況をまとめた。悪質なサイトから感染するFlashベースのトロイの木馬「Generic Downloader.bk」がランキングのトップになった。
同レポートによると、ウイルスの検知企業数とマシン数において、半数以上をトロイの木馬が占めた。スパムメールのURLが誘導する不正サイトからダウンロードさせられるケースが後を絶たず、おもな感染ルートとなっているという。
ランキングのトップとなった「Generic Downloader.bk」はFlashベースのトロイの木馬で、悪意あるサイトを訪問すると感染。また検知企業数で2位、マシン数で3位に入った「VBS/Psyme」は2003年に発見されたトロイの木馬で、IEの脆弱性を悪用して不正なプログラムをダウンロードさせるもの。
また検知ファイル件数では、ファイル感染型ウイルス「W32/Fujacks」の亜種がトップ3を独占した。一度感染すると同じコンピュータ上のファイルに感染を広げることから、件数が大きく伸びたのではと同社では分析している。
不審なプログラムでは、トップ10の半数をアドウェアが占めた。多少順位に変動はあるものの、トップ10の内容にはほとんど変化がない。フリーのソフトウェアをダウンロードする際に感染するケースが多いとして、同社では注意を呼びかけている。
同社が発表した検知マシン数のトップ10は以下のとおり。
1位:Generic Downloader.bk
2位:Generic!atr
3位:VBS/Psyme
4位:Spy-Agent.bv.dldr
5位:Generic.dx
6位:JS/Psyme
7位:Exploit-MS06-014
8位:X97M/Laroux.a.gen
9位:PWS-Legmir.dll
10位:JS/Exploit-BO.gen
1位:Generic PUP.g
2位:Exploit-MIME.gen.c
3位:Winfixer
4位:Adware-GAIN
5位:Generic PUP.e
6位:Adware-Baidu
7位:RemAdm-TightVNC
8位:Adware-RewardNet
9位:Adware-SaveNow
10位:Adware-GAIN.lnk
(Security NEXT - 2008/02/08 )
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