Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

脆弱性管理製品市場が堅調に拡大、シングルサインオン市場も好調 - IDC調査

IDCジャパンは、国内のセキュリティ市場の動向や今後の見通しなどを発表した。脆弱性管理や検疫製品は認知拡大とともに市場が拡大しており、今後も高い成長率になると同社では予測している。

同社の調査によれば、国内セキュリティソフトウェア市場のなかでも、アクセス管理製品やセキュリティポリシーの管理や検疫を行う脆弱性管理製品の市場成長率が高く、2006年から2011年までのセキュリティソフトウェア市場全体の平均成長率6.6%をいずれも上回る見通しだという。

アイデンティティやアクセス管理製品では、個人認証やシングルサインオンを中心に成長している。2006年の市場規模は409億円、前年比成長率は23.3%で急成長を見せたが、2011年までの年間平均成長率は7.2%に落ち着くと予測している。

脆弱性管理製品は、事前予防の性格が強いためセキュリティ対策における優先度が低かったが、昨今になって認知度が向上し、市場が拡大したという。2006年の市場規模は183億円、前年比成長率は17.2%で、2011年までの年間平均成長率も12.8%と、高い成長率を維持すると予測している。

(Security NEXT - 2007/07/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明