Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

鹿児島県、Winnyで個人情報流出させた職員を懲戒処分

鹿児島県職員の自宅から600件以上の業務情報がネット上に流出した事件で、同県は職員の懲戒処分を行った。

問題となった個人情報流出事件は、農林水産部職員が業務関連情報を持ち出し、私用パソコンで利用したことから、同パソコンにインストールされていたファイル交換ソフト「Winny」を通じて外部へ流出したもの。流出したファイルは660件にのぼり、そのうち97件に2906人分の個人情報が含まれていた。

同県では、今回の流出に関わった職員に対して停職2カ月の懲戒処分を実施。同県は、今月9日にもわいせつ画像などを「Share」経由で流出させた職員を減給処分としており、情報流出による処分は今月に入り2例目となった。

今回の事件を受け、同県では職員に対して注意喚起を実施したほか、IT推進員の設置や研修の実施を決定し、再発の防止を目指すという。

(Security NEXT - 2007/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chrome」にアップデート - 3件のセキュリティ修正
「NetScaler ADC」「同Gateway」に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
Trend Micro「Apex Central」に深刻な脆弱性 - 修正パッチをリリース
Apple製品の脆弱性に攻撃 - 2〜3月に修正済みも情報公開は6月
案内メール誤送信で顧客のメアドが流出 - アルバイトタイムス
サイト改ざんで異なるページを表示 - アルパインツアーサービス
高校で生徒の成績情報などをTeamsに誤アップロード - 千葉県
ランサム被害サーバに個人情報、影響など調査継続 - 日本ジッコウ
サイバー攻撃でサーバ暗号化、詳細を調査 - 日本ロックサービス
インフラアクセス制御基盤「Teleport」に認証回避の脆弱性