Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ワコム、サインの真偽を形状だけでなく「くせ」でも見抜く認証専用タブレットを開発

ワコムは、「サイン認証専用液晶ペンタブレット」のプロトタイプを開発したと発表した。国内や欧米、アジア向けのサンプル出荷を4月より開始する予定。

0703wt.jpg

反射式の5型TFT液晶ディスプレイと電子ペンを利用し、液晶画面上で署名を行えるソリューション。独SoftproやイスラエルのWonderNetなどの署名認証アプリケーションを利用しており、タブレットが署名の特徴をもとに認証を行う。署名の形状だけでなく、書き込みのリズムやスピードなどの「くせ」などを認証に利用しており、同社によれば偽造署名が難しく、「生体認証」と同等の認証が可能だという。

また、紙に近い書き心地になるよう工夫した。同社では同ソリューションへタイムスタンプやデータ暗号化といったセキュリティ強化などを予定しており、レジやPOSなどの利用企業へ提案していく計画だ。

(Security NEXT - 2007/03/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Firefox」にゼロデイ脆弱性 - 緊急アップデートが公開
「VMware NSX」に複数の脆弱性 - アップデートが公開
セキュリティビジネス振興に対する意見や情報を募集 - 経産省
「クリティカル」含む脆弱性8件をアップデートで修正 - GitLab
Palo Altoの移行ツールに脆弱性 - ファイアウォールの認証情報などが漏洩するおそれ
IvantiやFortinetの脆弱性狙う攻撃に注意喚起 - 米当局
団体名簿を誤送信、メアド入力ミスで - 川崎市社会福祉協議会
Windows向け「Apple TV」アプリに脆弱性 - システム停止のおそれ
ネットワークに不正アクセス、一部サービスに影響 - カシオ
米当局、「Windows」や「Qualcomm」チップの脆弱性狙う攻撃に注意喚起