Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2010年度のセキュリティサービス市場は2005年度の3.7倍規模に

富士キメラ総研は、ネットワークセキュリティ製品やサービス市場の調査を実施し、「2006 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」としてまとめた。

今回の調査は、5月から6月にかけて同社が企業へのヒアリングやデータベースを用い、独自に調査したもの。調査によれば、企業経営層のセキュリティ対策意識の高まりを受け、ネットワークセキュリティサービスや製品の国内市場は、2005年度の3278億円から2010年度には2.3倍規模の7592億円へ成長する見込みだという。

従来の外部脅威への対策ではなく、内部統制の重要性が増していることから、とくにセキュリティサービスの拡大が目立ち、917億円から3350億円と2005年度から2010年度までに3.7倍の成長を見込んでいる。

同社が注目市場としたのが、「端末制御・監視ツール」。2005年度が348億円と市場を拡大してきたが、内部統制の需要を背景に2010年度は512億円市場になると予測した。

(Security NEXT - 2006/08/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

省庁や独法などの攻撃対象領域保護を実施 - NISC
冊子発送先の個人情報を郵便局へ誤送付 - CCNC
2Qの脆弱性届け出は112件 - 前四半期から半減
高校生向けセミナーの申込フォームで設定ミス - 岩手県立大
6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
障害はWindows端末の1%未満、重要サービスでの利用多く影響拡大
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)