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損保ジャパン、損保12社約1万2000名の顧客情報を社内で紛失

損保会社12社の保険契約情報1万1950件を保存したUSBメモリが、損害保険ジャパン社内で所在不明となっていることが明らかになった。

損害保険ジャパンによれば、所在が不明となっているメモリには、大分県の代理店で扱った保険契約に関する情報が保存されており、契約者の氏名、住所、電話番号、保険会社名、保険満期日、保険料などが含まれていた。

記録されている顧客数は1万1950名分でそのうち損保ジャパンの顧客は4382名。そのほか、東京海上日動火災保険をはじめ、損保11社の顧客情報も含まれていた。

4月25日に代理店でシステムトラブルが発生し、原因調査のため同社大分総合支店より関連会社に社内便経由でメモリを送付。しかし、5月17日になっても届かず、紛失が判明したという。同社では、他の貨物と紛れない専用便を利用しており、社外へ流出した可能性は低いとしている。

同社では該当する顧客に対し、書面で謝罪、今後の対応についても説明している。同社は再発防止に向けて、データ授受や移送の際のルールを厳格化して、顧客情報の管理を徹底するとしている。

(Security NEXT - 2006/06/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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