Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

目黒星美学園小、生徒のテスト結果がWinny上に流出

目黒星美学園小学校の教員所有パソコンから一部生徒のテスト結果がネット上に流出したことがわかった。

流出が確認されたのは、2001年における6年生1クラス38名分の1教科のテスト結果。および、2002年における5年生1クラス42名分の、3教科のテスト結果。

同校によれば、4月6日に文部科学省からの連絡があり、流出の事実を確認。教員がテスト結果の記録されたフロッピーディスクを持ち帰って自宅のパソコンで作業しているが、同パソコンにはWinnyがインストールされており、暴露ウイルスに感染した結果、情報が流出した。

同校では、流出の対象となった生徒と保護者に対し報告、さらに保護者会を実施した。また、詳細な被害状況を把握するため、専門企業への調査依頼を検討しているという。

また、他の教員が自宅に資料を持ち出していることが調査で判明しており、同校では、個人情報の持ち出しに関する規定を再度徹底したいとしている。

(Security NEXT - 2006/04/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加