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東証トラブル、仕様書記載漏れが原因 - 新旧システムが混在

東京証券取引所は、11月1日に発生したシステムダウンについて、原因を発表した。

今回のシステムダウンの原因は、増強におけるバグで10月9日に開発元の富士通と東証が確認していた。しかし、同取引所によれば、18日に修正したプログラムを登録する際に、富士通が作成した仕様書に一部記載漏れがあり、東証コンピュータシステムが正しく対応できず、その結果、新旧プログラムが混在、システムダウンへ繋がったという。

東証では、資料における記載漏れの原因を明らかにするよう、富士通に求め、また、事故対策の体制に問題がなかったか検証するとしている。

また、東証は、一部マスコミで「東証と富士通が不具合を知りながら放置した」との報道について事実と反するとコメントしている。

東京証券取引所
http://www.tse.or.jp/

(Security NEXT - 2005/11/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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