Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

業務委託先で入退室システムへ登録中に個人情報が盗難被害 - 東大

東京大学は、業務委託先の事業者において個人情報の盗難事件が発生し、理学系研究化および理学部の個人情報を紛失したと発表した。

同大学理学系研究科および理学部が業務を委託していたアートが、学生の個人情報が記載されたノートパソコンを駐車場に置き忘れ、そのまま盗まれたという。事業者は、学生証のICカードを利用した入退室管理システムに必要なデータを登録している最中の事件だった。

大学院生、学部学生全員分の個人情報2133件が含まれており、氏名のほか、学生証番号や学生コードなど、学籍情報が含まれていたという。また、盗まれた情報により偽造のIDカードを作ることはほぼ不可能とし、システムの変更などは行わない方針だ。

業務委託先であるアートでは、学生へ謝罪した上で、今後大学と相談の上処置を決定するとしている。

(Security NEXT - 2005/09/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

中学PTA議決資料が閲覧可能に、クラウドで設定ミス - 奈良市
緑地管理者がボランティア宛てメールを「CC」送信 - 名古屋市
旧保育所に不法侵入、建物内部に個人情報 - 北見市
マイナンバー文書を誤廃棄、保存期限の設定ミスで - 上三川町
「VMware Tanzu for Valkey」の脆弱性を修正 - 「クリティカル」も
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開
チラシ案内先からイベント申込者情報が閲覧可能に - 佐賀のDC
不正アクセスでシステム障害、情報流出は調査中 - 三浦工業