Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

東京ガス、「作図受発注システム」への不正アクセスが発生

東京ガスは、同社の子会社が外部レンタルーサーバにて運用している「作図受発注システム」において、不正アクセスが発生したと発表した。同システムには、27名分の顧客情報が登録されていたという。

同システムは、温水システムの設置に関する作図業務を委託している協力企業と、作図指示書の受け渡しを行うためのもの。同社によれば、2885件の作図指示書が登録されており、そのなかに27名分の顧客の住所、氏名などが含まれていた。不正アクセスによる顧客情報の閲覧については、アクセス状況、登録データの内容からその可能性は低いとしつつも、完全に否定はできないとしている。

同社では、2005年6月に発生した外部レンタルサーバ本体への不正アクセスにより、サーバ管理者のIDが盗まれたことが今回の不正アクセスの原因ではないかとしている。同社では該当する27名の顧客に個別に連絡し、事実説明と謝罪をした。また、登録されているデータの消去を行った。

同社では再発防止策として、同システムに住所や氏名などの情報を入力しないよう周知徹底を図るとともに、セキュリティレベルのより高いサーバへの変更を実施するとしている。

(Security NEXT - 2005/08/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - セーフブラウジング関連の脆弱性を解消
「Chrome」のセーフブラウジングに脆弱性 - 修正版が公開
ランサム被害でアスクル3サイトが出荷停止 - 既存注文はキャンセル対応
【特別企画】脅威動向や実務者が身をもって学んだノウハウなど共有する年次イベント
先週注目された記事(2025年10月12日〜2025年10月18日)
小学校で教員募集メールを誤送信、メアド流出 - 江戸川区
国民健保の被保険者情報含むUSBメモリを紛失 - 草津市
端末管理システムで誤設定、従業員情報が閲覧可能に - マイナビ
「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
DV被害者情報を保育施設で加害者に誤提供 - 奈良市