Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

オズモール閲覧者に新種ウイルス感染のおそれ

不正アクセスを受け、ホームページを改ざんされた女性向けサイト「オズモール」の閲覧者の一部に新種ウイルス感染のおそれがあることがわかった。

同社によれば、5月25日に同社サイトへアクセスしたユーザーに新種ウイルス「PWS-Lineage.dll」がダウンロードされてしまう可能性があったという。同ウイルスはオンラインゲーム「リネージュ」の利用者に影響があり、オンラインゲーム利用時にアカウント情報などを詐取し、第三者へ送付する。

27日20時の時点ではマカフィーの「Managed VirusScan」のみ削除が可能。他社ウイルスソフトでは削除できないという。同社ではおもなセキュリティソフトの対応状況をウェブページにて公開している。

同社では、個人情報漏洩の可能性について調査も実施し、5月にそれらしい形跡はなかったことを確認したという。それ以前のログについても解析を進めているという。また、同社では安全性が確認されるまでサイトの運営を自粛するとしている。

(Security NEXT - 2005/05/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

水道メーター交換で利用した帳票が所在不明 - 桐生市
メール誤送信でセミナー参加者のメアド流出 - 沖縄振興開発金融公庫
八十二銀と長野銀の出向者が顧客情報を外部送信 - 契約内容を誤解
「セキュリティ対応組織の教科書 3.2版」が公開 - 実例など収録、評価シートも刷新
自動車部品メーカーのヨロズでランサム被害 - 被害状況など調査
ニデック子会社のサイバー攻撃被害 - データ約5万件が公開
Apache Solrに認証バイパスの脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
DigiCert、「マネージドDNS」を展開するVercaraを買収
Veeam製バックアップ製品の脆弱性を標的に - 複数ランサムウェアが悪用
米当局、「SolarWinds WHD」や「Windows」など脆弱性3件の悪用に注意喚起