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北陸銀行が個人情報入り書類を誤送付 - 2月に発生した事故も再び問題に

北陸銀行は、書類やFAXの誤送付により顧客情報が記載された書類が外部に流出したと発表した。

同行福井支店において、5月16日に口座振替の収納企業へ送付すべき預金口座振替依頼書6枚を誤って他の収納企業へ誤送付したもので、口座振替契約を締結している法人、個人合わせて88件の顧客情報が含まれ、取引銀行名、支店名、預金口座名、口座振替契約者番号が記載されていた。

誤送付先の企業から指摘を受け、同日にすべての書類を回収した。閲覧は誤送付先に限られており、二次被害発生等の恐れはないとしている。同社では、該当顧客に対して謝罪し、経緯を説明するとしている。

また、同行では、2月8日に豊平支店において顧客の情報が記載された書類のFAXを誤送信したと同時に発表した。消費者ローン申込書1枚 運転免許証写し1枚が記録されていた。保証会社にFAX送信する際に番号の入力を誤ったためで、個人宛に送信してしまったという。

誤送信先の連絡により発覚し、FAX受信紙を回収したとしていたが、5月17日に誤送信先が対象書類の写しを保有していることが判明。今回発表したという。当時は個人情報保護法施行前だったため、公表していなかった。

(Security NEXT - 2005/05/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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