鳥取赤十字病院、ウイルス感染PCから患者の個人情報が流出
鳥取赤十字病院は、かつて同院に在籍していた医師のパソコンから、小児科に入院していた患者63名の個人情報が流出したと発表した。
同発表によれば、小児科医師が症例研究のため、患者の基本情報や病歴などを個人のパソコンに記録して院外に持ち出し、自宅でインターネットに接続したところ、ウイルスに感染して記録されていた情報が流出したという。
流出したとみられるのは、2003年10月1日から2004年3月31日の間に小児科に入院した患者63名の氏名、生年月日、診断名、治療計画および検査データで、そのうち現時点で流出が判明しているのは36名だという。
同院では、被害に遭った患者に対して個別に訪問して謝罪し、事実説明を行っている。また再発防止策として、個人情報の院外持ち出しやメール送付の原則禁止、個人情報を研究に利用する場合の匿名化、異動、退職者による個人情報取扱いの厳重管理などを実施するとしている。
(Security NEXT - 2005/04/04 )
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