Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

攻めのセキュリティ戦略が重要 - 経団連提言

日本経済団体連合会は、「企業の情報セキュリティのあり方に関する提言」を発表した。

経団連では、ITの基盤整備も進みつつある一方、安全なIT環境の整備が課題であるとし、4月に全面施行となる「個人情報保護法」により、コンプライアンスとしての情報セキュリティの重要性が増大するとしている。

個人情報漏洩事故では、企業が加害者として扱われ、消費者、ビジネスパートナー、世論から厳しい批判を受ける事例が増加しているとして、経営者が情報セキュリティ対策をコーポレートガバナンスの一環と捉え、社会的責任として、自主的な取組みを進めていくことを基本とすべきとまとめている。

また、セキュリティへの投資は費用対効果の明確でないコストと認識されることが多かったが、情報管理と情報活用を両立させることで競争上の優位性を確保、情報セキュリティ対策を肯定的に捉え、攻めの経営に活かすことが重要と述べ、情報セキュリティ対策には経営トップの理解と強いリーダーシップを求めている。

(Security NEXT - 2005/03/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開