Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日立、紙文書の印刷者を特定する情報漏洩対策ソリューションを発売

日立製作所と日立アイ・エヌ・エス・ソフトウェアは、二値画像電子透かし技術により、プリンターで印刷した者を特定する「電子透かしプリントソリューション」を発売する。

二値画像電子透かしとは、白黒データに対して、白黒反転を用いてデータ自体に微弱な改変を施すことで情報を埋め込んで、識別を可能とする技術。これにより印刷されたものを「検証ソフトウェア」を利用してスキャナーで読み込むと、埋め込まれたデジタル情報パターンを認識し、誰が印刷したものか判別することができる。

印刷された紙文書から、いつ、誰が印刷したか特定可能なので、紙文書による情報漏洩を抑止できるという。ソフトウェアをインストール、設定するだけで使えるので、既存のレーザープリンターやスキャナーがそのまま利用可能。また、印刷物をコピーしても印刷者を特定できる。

同製品は「電子透かし印刷制御ソフトウェア」と「検証ソフトウェア」から構成される。価格は、100ユーザーIDライセンスと検証ソフトウェア1本で140万円。2005年2月28日から提供開始予定。

(Security NEXT - 2004/11/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

農業高校で生徒の個人情報含む教務手帳が所在不明 - 東京都
案内メールで誤送信、顧客のメアド流出 - ペットフード会社
ビデオ会議の「Zoom」、9月の定例アドバイザリは1件のみ
「WordPress」向けLMS構築プラグインに複数のSQLi脆弱性
顧客情報を用いた脅迫容疑で従業員が逮捕 - 東北電力子会社
GitLab、クリティカルパッチを公開 - 脆弱性17件に対応
専門学校生対象のセキュリティコンテスト - 課題は「ASMツール」
ビデオ会議の「Zoom」にアドバイザリ - 誤公開の可能性も
「Cisco IOS XR」など複数Cisco製品に脆弱性
Ivanti、3製品に関するセキュリティアドバイザリを公開