IPA、10月の不正アクセスおよびウイルスの届出状況を発表
情報処理推進機構(IPA)は、2004年10月のコンピュータウイルスおよび不正アクセスの届出状況をまとめ、公表した。
10月の届出件数は4654件で、前月9月の5404件から大きく減少し、3カ月振りに5000件を下回わった。また、ウイルスの検出数は312万件で、9月の約350万6000件から12.2%減少した。
IPAでは、10月に新たに出現した「W32/Bagz」および「W32/Darby」について注意を呼びかけている。同ウイルスは、メールの添付ファイルを介して感染を拡大するウイルスで、パソコン内から収集したアドレス宛にウイルスを添付したメールを送信したり、ウイルス対策ソフトなどのセキュリティ対策製品を停止する。
また、「W32/Netsky」についても、依然としてウイルス検出数全体の86.9%を占めており、蔓延している状況が継続しているとし、注意を呼びかけている。
10月の届出件数は53件と9月の28件と比較して約89.3%の増加となり、再び50件を超えた。また、被害届出件数は3件と9月の2件より増加しているという。
(Security NEXT - 2004/11/04 )
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