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2016年2Qの脆弱性登録は1762件 - 累計6万件突破

情報処理推進機構(IPA)は、2016年第2四半期における脆弱性データベース「JVN iPedia」の登録状況を取りまとめた。NVDからの登録情報が増加したため、前期を上回っている。

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第2四半期におけるJVN iPediaの登録状況(表:IPA)

「JVN iPedia」は、国内のソフトウェア開発者が公表した脆弱性情報や、脆弱性情報ポータルサイト「JVN」の公開情報、米国国立標準技術研究所(NIST)による脆弱性データベース「NVD」の公開情報を収録したもの。2007年4月より提供している。

2016年第2四半期に、新規に登録された脆弱性対策情報は1762件。内訳を見ると、国内製品開発者による登録情報が2件、JVNの掲載情報が206件、NVDの情報が1554件。JVNの掲載情報は前期から9件減少したが、NVDからの登録情報が前期の1236件から300件以上増加したという。

累計登録件数は6万1309件で6万件を突破。英語版には86件を登録し、累計で1458件となった。2015年からの推移を見ると、大きな増減は見られず、小幅な増減を繰り返しながら1500件前後で推移している。

(Security NEXT - 2016/07/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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