2016年2Qの脆弱性登録は1762件 - 累計6万件突破
脆弱性の種類別では、これまでの傾向を引き継いで「バッファエラー」が最多で353件。次いで「不適切な入力確認」が176件、「認可、権限、アクセス制御不備」が170件、「情報漏洩」が165件と目立つ。
製品別に見ると、「Google Chrome」が147件ともっとも多く、「Windows 10」と「Windows Server 2012」が各120件で続いた。上位20件のうちOS製品が13件で、PDFの閲覧や編集ソフト、動画再生ソフトなどAdobe Systemsの製品に関する情報が5件だった。
同四半期までに登録された脆弱性情報を深刻度別にわけると、共通脆弱性評価システム「CVSSv2」の基本値が7.0から10.0で「危険」とされる「レベルIII」は全体の40.1%で、前期と変化はなかった。「警告」の「レベルII」は52.5%で0.1ポイント後退。「注意」の「レベルI」は7.4%で0.1ポイント上昇した。

(Security NEXT - 2016/07/27 )
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