Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

産業機器通販サイトに不正アクセス - クレカ情報流出の可能性

産業機器の通信販売サイト「道具屋さん本店」が不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報が流出し、一部で不正利用された可能性があることがわかった。

同サイトを運営するエース産業機器によれば、2019年9月10日から2020年2月5日にかけて、同サイトの決済で利用されたクレジットカード情報が流出し、一部で不正利用された可能性があることが判明したもの。2月5日にクレジットカード会社から漏洩の可能性を指摘する連絡があり、問題が発覚した。

システムの脆弱性を突く不正アクセスにより、決済アプリケーションが改ざんされ、顧客82人分のクレジットカードが被害に遭った可能性がある。名義、番号、有効期限、セキュリティコードなどが含まれる。

外部事業者による調査は4月24日に完了し、同社では5月14日に警察へ被害届を提出。翌15日に個人情報保護委員会へ報告した。対象となる顧客に対しては、6月30日より報告や謝罪を行っており、身に覚えのない請求が行われていないか確認するよう求めている。

(Security NEXT - 2020/07/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

マルウェアがSlack認証情報を窃取、個人情報や履歴が流出か - 日経
物流関連サービスへ不正アクセス、個人情報流出のおそれ - 西濃運輸
ビジネスフォン通販サイト、個人情報流出の可能性
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト
オーガニック食品の通販サイトで個人情報流出の可能性
作業服通販サイトに不正アクセス - 2024年に判明、新サイトへ移行
開発リポジトリでクラウドアクセスキーを誤公開 - ビール定期便サービス
闇サイトでの個人情報流通を契機に不正アクセス判明 - 不動産管理会社