Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

McAfeeのエンドポイント製品に重要度「高」3件含む脆弱性

McAfeeのエンドポイント向けセキュリティ製品「Endpoint Security for Windows」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、権限の昇格やファイルの改ざん、サービス拒否、安全性の低下など、あわせて11件の脆弱性が明らかとなったもの。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアは、権限の昇格が生じる「CVE-2020-7257」がもっとも高く、「8.4」。

次いで「CVE-2020-7250」が「8.2」、「CVE-2020-7278」が「7.4」とされており、これら3件が重要度「高(High)」だった。のこる8件については、7件が「中(Medium)」、1件が「低(Low)」とレーティングされている。

同社は、これら脆弱性を修正した「同10.7.0 April 2020 Update」「同10.6.1 April 2020 Update」「同10.5.5 Security Hotfix 129256」をリリース。アップデートを呼びかけている。

20200424_mc_001.jpg
脆弱性の影響一覧(表:McAfee)

(Security NEXT - 2020/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性