Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Pulse Secureの既知VPN脆弱性、ランサムウェアの標的に

Beaumont氏によると、最近発生したいくつかのインシデントにおいて、「Pulse Secure」の「VPN」における既知の脆弱性が悪用されたと見られるケースを確認しており、2020年に入ってからもパッチを適用していなかった2組織においてランサムウェアの被害が生じているという。

いずれも攻撃者はネットワークに侵入後、ドメインの管理者権限を取得。エンドポイントセキュリティ製品を無効化し、バックアップを削除した上で、「psexec」により「Sodinokibi」がすべてのシステムに拡散されたと見られる。

同氏が「Pulse Secure」へランサムウェアによる攻撃を把握しているか確認したところ、同社でもパッチ未適用のサーバを標的とした同様の攻撃について確認しているとの回答を得たという。

外貨両替サービスを展開するTravelexにおいてもランサムウェア「Sodinokibi」による被害が判明しているが、パッチ未適用の脆弱なサーバが同社では7台稼働していたと指摘。依然としてアップデートが行われていない組織があり、標的となるおそれがあるとして注意を呼びかけている。

VPN製品に関する脆弱性は、同製品以外にも、Fortinet製品向けOS「FortiOS」や、Palo Alto Networksの「PAN-OS」など相次いで見つかった。アップデートがリリースされている。「FortiOS」の「CVE-2018-13379」に対する攻撃も確認されている。

国内においても脆弱性を探索する動きが観測されており、JPCERTコーディネーションセンターが脆弱なホストを運営する管理者へ注意喚起を行うなど対処が進められている。

(Security NEXT - 2020/01/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Ciscoの複数ネットワーク管理製品に深刻な脆弱性 - 認証回避や遠隔操作のおそれ
IoT機器で広く採用される「Treck TCP/IP Stack」に深刻な脆弱性
横河電機の制御システム向けアラーム管理ソフトに複数脆弱性
「SKYSEA Client View」に脆弱性 - 緊急対応を
セキュアブート回避の脆弱性「BootHole」が判明 - LinuxやWindowsに影響
「BIG-IP」脆弱性問題でF5が侵害の調査方法を公開 - 米政府も注意喚起
Cisco ASAに脆弱性、悪用も確認 - 早急に更新を
トヨタ自動車の故障診断ツールに脆弱性 - ECU間の通信に判明
「Firefox 79」がリリース - 脆弱性10件を修正
「Magento」に深刻な脆弱性 - 定例外アップデートが公開