Adobe、複数製品向けにアップデートをリリース - 深刻な脆弱性を修正
Adobe Systemsは、「Adobe Illustrator CC」をはじめ、複数の製品向けにセキュリティアップデートをリリースした。一部深刻な脆弱性に対処している。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてリリースしたもの。対象製品は、「Adobe Illustrator CC」「Adobe Media Encoder」「Adobe Bridge CC」「Adobe Animate CC」の4製品。いずれも脆弱性の悪用は確認されていない、
「Adobe Illustrator CC」では、3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性「CVE-2019-8247」「CVE-2019-8248」を含む3件の脆弱性を修正した。
また「Adobe Media Encoder」においても、「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性「CVE-2019-8246」をはじめ、5件の脆弱性に対処。「Adobe Bridge CC」「Adobe Animate CC」に関しては、「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれないが、1段階低い「重要(Important)」とされる脆弱性を解消している。
各製品ともにセキュリティアップデートの適用優先度は「3」とレーティング。利用者へ任意のタイミングでアップデートを行うよう求めている。
(Security NEXT - 2019/11/13 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「MongoDB」に脆弱性「MongoBleed」 - 「PoC」公開、早急に対応を
メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 「クリティカル」評価も
「Apache NiFi」の「Asana」連携の一部処理にRCE脆弱性
ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
「IBM API Connect」に認証回避の脆弱性 - 暫定修正を提供
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
