阪大装うマルウェアメールが流通 - 過去の実在メールを悪用
大阪大学をかたり、マルウェアを添付したメールが流通しているとして同大は注意喚起を行った。
問題のメールは、9月27日以降に出回っているもので、関係機関と同大との間で、実際にやり取りがされたメールの文面などが悪用されていたという。
同大が示したメールの事例では、差出人には大阪大学など関係者を名乗り、件名は過去に実際送信されたメールより盗用。冒頭に「Re:」を追加して返信を偽装していた。
またメールの本文では、添付した悪意あるWordファイルを開かせるため、「入稿とご確認お願いします」などと記載。さらに過去にやり取りしたメール本文の引用を続けて記載することで、一連のやりとりと関連するかのように見せかけていた。
同大では、類似したメールを受信した場合も、添付されたファイルやメール本文に記載されたリンクを開かないよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2019/10/04 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
一部利用者でメールアドレスが変更される被害 - So-net
「CrushFTP」脆弱性、すでに被害も - 開示過程でトラブル
「SharePoint Server」に深刻な脆弱性「ToolShell」 - すでに悪用も
「BIND 9」にDoSやキャッシュ汚染の脆弱性 - アップデートが公開
自治体向け電子申請システムにPWリスト攻撃 - 約400人に影響か
「毎日新聞デジタル」にPW攻撃 - 個人情報の閲覧痕跡なし
MS、7月の月例セキュリティパッチを公開 - 前月の約2倍