Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

電子カルテシステムに権限昇格や情報漏洩などの脆弱性 - 修正版が公開

ライフサイエンスコンピューティングが提供するオープンソースの電子カルテシステム「OpenDolphin」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同2.7.0」および以前のバージョンに、管理者権限で任意の操作が実行可能となる権限昇格の脆弱性「CVE-2018-16161」が存在するという。

さらにアカウント情報など他ユーザー情報が取得できる情報漏洩の脆弱性「CVE-2018-16162」や、他ユーザーを作成したり削除できるアクセス制限不備の脆弱性「CVE-2018-16163」など、あわせて3件の脆弱性が判明した。

これら脆弱性は、シマンテックが情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。ライフサイエンスコンピューティングでは、脆弱性へ対処した「同2.7.1」をリリースしており、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/10/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応