Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、「Foreshadow」対策でアドバイザリ - アップデートや追加対応策の実施を

Intelの主要プロセッサに、別名「Foreshadow」と呼ばれる脆弱性「L1 Terminal Fault(L1TF)」が判明した問題で、マイクロソフトは月例セキュリティ更新にあわせ、アップデートをリリースした。

20180817_ms_001.jpg
L1TFにおける攻撃シナリオ(表:マイクロソフト)

同社は、「Foreshadow」への対処にあたり、マイクロコードとソフトウェアの両面より対応が必要であると説明。

アドバイザリをリリースし、脆弱性の詳細を説明するとともに、アップデートにより最新の状態を保つことや、「Windows」や「Windows Server」利用者に求められる対応策についてアナウンスしている。

具体的には、「Foreshadow」で判明した3件の脆弱性のうち、「Foreshadow-NG」とされる「OS」や「システム管理モード(SMM)」が影響を受ける「CVE-2018-3620」や、「仮想マシンマネージャ(VMM)」が影響を受ける「CVE-2018-3646」への対策が必要があるという。

(Security NEXT - 2018/08/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正