Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Citrix XenServer」に複数脆弱性 - ホストが停止したり侵害されるおそれ

「Citrix XenServer」に複数の脆弱性が含まれていることが明らかになった。いずれもゲストマシンより悪用が可能で、ホストサーバに影響を及ぼすおそれがある。

20180322_ci_001.jpg
Citrixでは修正を強く推奨

同社によれば、「同7.3」から「同7.0」までのバージョンにサービス拒否の脆弱性「CVE-2018-7540」「CVE-2018-7541」が存在することが明らかとなったもの。

さらに「同7.0」「7.1 LTSR Cumulative Update 1」に関しては、「Open vSwitch」におけるMPLSパケット処理でバッファオーバーフローが生じ、任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2016-2074」が含まれるという。

脆弱性を悪用することで、ゲストの仮想マシンよりホストサーバを停止させたり、リモートからホストサーバを侵害することが可能だとしている。

脆弱性の判明を受け、同社では脆弱性を修正するホットフィクスをリリース。できる限り早く適用するよう強く推奨している。

(Security NEXT - 2018/03/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応