Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ブラウザ「Edge」に未修正の脆弱性 - 報告から90日経過、Googleが公表

Google Project Zeroは、2017年11月に報告した「Microsoft Edge」に関する脆弱性が報告より一定期間を経過したとして公開した。

悪意あるコードの読み込みを防止するセキュリティ機能「ACG(Arbitrary Code Guard)」をバイパスできる脆弱性を、11月17日に報告していたが、90日を経過したとして公表したもの。同プロジェクトでは、脆弱性の重要度を「中(Medium)」とレーティングしている。

「ACG」は署名されたコードページが改変されておらず、あたらしい符号なしコードページを作成できないことを保証する機能。

コードを動的に生成したり、変更することを防ぐことが可能となるが、今回の脆弱性を利用することで回避が可能になるという。

Google Project Zeroによれば、Microsoftは、各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間第2火曜日の3月13日に向けて準備を進めているが、修正内容が複雑であり、修正の予定日などは決まっていないと通知してきたという。

(Security NEXT - 2018/02/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「GarageBand」にセキュリティアップデート - 脆弱性1件を修正
「JSONata」にプロトライプ汚染の脆弱性 - アップデートにて修正
「WordPress」向けのマルウェア対策やWAFプラグインに脆弱性 - 公開中止に
Cisco、「IOS XR」に関するセキュリティアドバイザリ7件を公開
「Apache Tomcat」に脆弱性、2月の更新で修正済み - 「同8.5」系統は3月末にEOL
Palo Altoの「PAN-OS」や「GlobalProtect App」に脆弱性
バックアップ製品「Arcserve UDP」に脆弱性 - 影響大きくPoCも公開
ファイル転送製品「FileCatalyst」に深刻な脆弱性 - 2023年8月の更新で修正
SonicWallの「SonicOS」やメールセキュリティ製品に脆弱性
ビデオ会議サービス「Zoom Rooms」に複数の脆弱性