2017年4Qの脆弱性届出は70件 - ソフトウェア関連が大幅減
2017年第4四半期に情報処理推進機構(IPA)へ寄せられた脆弱性の届け出は70件だった。ソフトウェア関連が大幅に減少している。
同機構が、2017年第4四半期における脆弱性の届け出状況について取りまとめたもの。同四半期の届け出件数は70件で、前四半期の121件を下回った。
届け出の内訳を見ると、ソフトウェア製品に関する脆弱性が37件で、前四半期の92件から37件に減少。2015年からの3年間でもっとも低い水準となった。一方ウェブサイト関連は33件で、前四半期の29件をわずかに上回った。
届け出の受け付けを開始した2004年からの累計件数は、ソフトウェア製品が3895件。ウェブサイト関連が9628件。ウェブサイト関連の届け出が全体の約7割を占める状況に変化はなかった。1日あたりの届け出件数は4.11件だった。

脆弱性の届出件数推移(グラフ:IPA)
(Security NEXT - 2018/01/29 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
2月に「セキュキャン2026フォーラム」開催 - 活動成果を募集
「JVN iPedia」の脆弱性登録、2四半期連続で1万件超
3Qの脆弱性届出は160件 - ソフトウェア製品が倍増
先週注目された記事(2025年10月19日〜2025年10月25日)
米当局、脆弱性悪用リストに「Oracle EBS」など5件追加
先週注目された記事(2025年10月12日〜2025年10月18日)
米政府、国家支援攻撃者によるF5侵害受け緊急指令

