Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IIJ製ルータに「IPSec」が一時的に利用不可となる脆弱性

インターネットイニシアティブの「SEILシリーズ」に、特定パケットを受信すると暗号化通信を一時的に利用できなくなる脆弱性が含まれていることが判明した。

同シリーズの「IPsec」において、特定のIKEパケットを受信すると、暗号化通信の機能が一時的にサービス拒否に陥るおそれがある脆弱性「CVE-2017-10856」が判明したもの。

「SEIL/x86 Fuji」「SEIL/X1」「SEIL/X2」「SEIL/B1」において、フロートリンクによる「IPsec-VPN」を構築し、NATによるリモートアドレスの書き換えの検知を行っている場合に、同脆弱性の影響を受けるとしている。

同脆弱性の判明を受け、同社では各製品向けに脆弱性を解消したファームウェア「バージョン5.73」をリリース。同社ウェブサイトやJVNを通じて注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/09/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正
「Firefox 125.0.1」をリリース、脆弱性15件を修正
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応