Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「アカウントの更新が必要」とだます偽Amazonにご用心

20170407_ap_001.jpg
誘導先のフィッシングサイト。遷移先からクレジットカード情報などだまし取る(画像:フィ対協)

Amazonの利用者を狙ったフィッシング攻撃が発生している。複数の偽サイトが確認されており、フィッシング対策協議会が注意を呼びかけた。

今回確認された攻撃では、「アカウントを更新する必要があります」「アカウントの更新」といった件名のメールを送信。「サービスが中断された」「登録された情報が誤っている」などとだまし、「アカウントの更新」などと称して偽サイトに誘導していた。

フィッシングサイトでは、Amazonのアカウント情報のほか、クレジットカードなど個人情報をだまし取る。同協議会が報告を受けただけでも、すでに9種類のURLが確認されている。

同協議会が把握しているフィッシングサイトは、いずれもすでに停止しているが、類似した攻撃へ注意するよう同協議会では呼びかけた。

Amazonを装ったフィッシングは、以前から発生しているが、2017年に入ってからは、正規サイト内に偽サイトが設置されるケースなども確認されている。

(Security NEXT - 2017/04/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
JRA海外駐在員事務所でフィッシング被害 - メールボックスに不正アクセス
「電気料金未払い」と不安煽りクレカ情報だまし取るフィッシング
フィッシング攻撃で日本赤十字社のメアドになりすまし
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
JR西日本の会員サービスを装うフィッシング攻撃に注意