「Office利用できなくなる」とだますフィッシング - フィ対協が今月2度目の注意喚起
マイクロソフトのセキュリティチームを装ってOfficeのプロダクトキーが不正にコピーされていると利用者をだまし、偽サイトに誘導するフィッシング攻撃が再び発生している。フィッシング対策協議会が今月2度目の注意喚起を行った。

誘導に利用されたフィッシングメールの文面(画像:フィ対協)
問題のフィッシング攻撃は、「プロダクトキーが不正にコピーされている」として、検証作業を行わないとキーの権利を失うなどと利用者の不安を煽り、偽サイトへ誘導するもの。
誘導先のフィッシングサイトでは、アカウント情報を入力してサインインするよう促し、遷移したページで個人情報やクレジットカード番号、セキュリティコードなどの入力を求める。
同様の手口は1月に確認されて以来、断続的に確認されており、これまでも4回ほど同協議会では注意喚起を行っている。今回の攻撃では、偽サイトのURL2件があらたに確認されており、3月31日の時点でフィッシングサイトが稼働していた。
同協議会では、フィッシングサイトのテイクダウンに向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。今後も類似の攻撃が発生する可能性があるとして、引き続き警戒するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/03/31 )
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