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国内IPアドレス経由のマルウェアメール送信が拡大 - 「Gozi」感染端末が踏み台に

同ネットワークは、スパムを配信するボットネットと侵害したウェブサーバで構成。日本やイタリア、スペイン、ポーランド、オーストラリア、ドイツに対してスパムメールによりダウンローダーを送り付け、ウェブサーバより不正送金マルウェアやスパム配信に利用するボットなどをダウンロードさせていた。

ダウンローダーには、自身でも不正送金マルウェアの機能を持ち、「URLZone」「Shiotob」といった別名でも知られる「Bebloh」を使用。

また同ボットネットからは、「Bebloh」以外にも不正送金マルウェアやボットなど少なくとも250種類以上のマルウェアが配信されていたという。

(Security NEXT - 2017/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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