Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WordPress向けショッピングカートプラグインに複数の脆弱性

WordPress向けに提供されているプラグイン「Welcart e-Commerce」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

「同1.8.2」および以前のバージョンに、PHPオブジェクトインジェクションの脆弱性「CVE-2016-4825」をはじめ、クロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2016-4826」「CVE-2016-4827」、セッション管理の不備「CVE-2016-4828」などが存在することが判明したもの。

脆弱性が悪用されるとサーバ上で任意のコードを実行されたり、利用者のブラウザ上でスクリプトを実行される、なりすましによる不正ログインが行われる、といった可能性がある。

同プラグインを提供するコルネでは、これら脆弱性や不具合を解消した「同1.8.3」をリリース。利用者へアップデートを行うよう呼びかけている。

今回修正された4件の脆弱性は、トレードワークスの佐藤元氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告、JPCERTコーディネーションセンターが調整した。

(Security NEXT - 2016/06/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定