【アップデート】「Adobe Reader/Acrobat」に11件の脆弱性 - 早急に修正版の適用を
Adobe Systemsは、当初予告したとおり、米国時間5月13日に「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」に含まれる複数の脆弱性へ対応するセキュリティアップデートを公開した。早急に適用するよう呼びかけている。

アップデートを公開したAdobe Systems
今回のアップデートは、ヒープオーバーフローの脆弱性「CVE-2014-0511」や、JavascriptのAPI実装における情報漏洩の脆弱性「CVE-2014-0521」など、あわせて11件の脆弱性を修正したプログラム。「Windows」「Mac OS X」いずれも影響を受ける。
脆弱性が悪用されると、メモリ破壊などが発生。システムがクラッシュしたり、任意のコードが実行され、制御を奪われるおそれがある。
同社では、脆弱性を解消した「同11.0.07」「同10.1.10」を用意。いずれも適用優先度を3段階中もっとも高く、72時間以内の更新を推奨する「1」に設定し、適用を呼びかけている。
(Security NEXT - 2014/05/14 )
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