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Adobe、「Flash Player」の更新を緊急公開 - 脆弱性攻撃が発生中

Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」の深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。脆弱性を狙ったゼロデイ攻撃が確認されており、早急な対応が求められる。

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修正した脆弱性は1件のみだが、ゼロデイ攻撃が確認されている

今回のアップデートは、脆弱性「CVE-2014-0497」に対処したもので、攻撃を受けると端末の制御を奪われるおそれがある。すでに同脆弱性に対するゼロデイ攻撃も確認されている。

同社は、WindowsおよびMac向けに最新版となる「同12.0.0.44」を用意。最新版へアップデートできないユーザー向けには「同11.7.700.261」を提供する。またLinuxユーザーには「同11.2.202.336」を公開した。

「Chrome」や「Internet Explorer 10」以降に同梱されているプログラムについては、それぞれのアップデートで対応する。

同社では、特に「Windows」および「Mac OS X」について影響が大きいとしており、適用優先度を3段階中もっとも高い「1」に設定。同社では72時間以内にできる限り早くアップデートするよう推奨している。「Linux」については3段階中もっとも低い「3」にレーティングしている。

(Security NEXT - 2014/02/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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