7月のフィッシング攻撃、前月比25%減 - EMC調査
EMCジャパンRSA事業本部は、8月に同社が検知したフィッシング攻撃を取りまとめた。前月比25%減と大きく縮小した。
フィッシング攻撃件数の推移(グラフ:EMC)
同社によれば、8月のフィッシング攻撃は3万3861件。夏休みの影響で8カ月ぶりに4万件を上回り、4万5232件と急増した7月から25%減と大きく縮小した。
フィッシング攻撃を受けた回数の割合を国別に見ると、8ポイントダウンとなるものの、50%を米国が占め、前月同様最多。イギリスが12%、ドイツが11%で続く。
フィッシング攻撃を受けたブランドは322件で前月の337件から減少。4月以降、300件を超える状況が続いている。5回以上の攻撃を受けたブランドは149件だった。攻撃を受けたブランドの割合を国別にみると米国(26%)が変わらずトップ。イギリス(11%)、インド(7%)と前回とトップ3の順位に変化は見られない。
フィッシングサイトのホスト国の割合は、米国が40%を占めて最多だが、前月より5ポイント減少した。米国に及ばないものの、8ポイント増と大きく割合を伸ばしたカナダが14%に達している。以降、イギリス、オランダ、ドイツがひと桁台で続いている。
日本国内でホストされたフィッシングサイトの状況を見ると、7月は2012年10月以来の高水準となる39件へと急増したが、8月は落ち着きを取り戻し11件だった。
(Security NEXT - 2013/09/30 )
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