「IE 8」のゼロデイ脆弱性による影響を緩和する「Fix it」が公開
Microsoftは、ウェブブラウザ「Internet Explorer 8」に存在する脆弱性の影響を緩和する「Fix it」を提供開始した。
「IE 8」に深刻な脆弱性「CVE-2013-1347」が含まれていることが判明し、悪用も確認されていることから、セキュリティ更新プログラムの公開に先駆けて、影響を緩和する「Fix it」をウェブサイトで公開したもの。
脆弱性が悪用されると、細工が施されたウェブサイトを閲覧しただけで、リモートでコードを実行されるおそれがある。サイト改ざんを通じた大規模な攻撃も確認されており、セキュリティ専門家が注意を呼びかけている。
「Fix it」は、脆弱性そのものを修正するプログラムではないが、設定の変更を通じて脆弱性に対する攻撃の影響を緩和することが可能。脆弱性そのものを修正するためのプログラムは、5月15日の月例パッチとして提供されると見られている。
(Security NEXT - 2013/05/10 )
ツイート
PR
関連記事
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応