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宮崎県の農業向け気象情報サイトが改ざん - 閲覧でマルウェア感染のおそれ

宮崎県と宮崎地方気象台が連携して運営する気象情報サイト「宮崎農業気象Web Service」が改ざんされ、閲覧することによりマルウェアへ感染する可能性があったことがわかった。

改ざんにより、宮崎県の農業に関する気象データを提供している同サイトへマルウェアが仕掛けられたもの。1月13日19時半過ぎに改ざんが発生し、システム管理委託先より17日に同県へ連絡があり問題が発覚した。同日10時半過ぎにサイトを一時停止して修復を行い、同日22時に再開している。

改ざんされたページへアクセスした場合、マルウェアに感染するおそれがあった。感染した場合、ウイルスが感染したなどと英語のメッセージを表示。偽セキュリティ対策ソフトの購入を迫り、クレジットカード情報を詐取しようとするほか、他ソフトも使用できなくなる。

同県では、改ざんされてから閉鎖されるまでの期間中に同サイトへアクセスした利用者に対し、パソコンの電源を落として、同県の農政水産部営農支援課普及企画担当へ連絡を取るようアナウンスしている。また今回の改ざんによる同県の公式サイトに対する影響はなかった。

(Security NEXT - 2013/01/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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