Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「BIND 9」にサービス拒否の脆弱性、リモートで攻撃受ける可能性 - 修正パッチが公開

「BIND 9」のDNSキャッシュサーバ機能にサービス拒否の脆弱性が判明した。ISCや関連機関が注意喚起を行っている。

「BIND 9」で細工したレコードをキャッシュさせ、そのレコードを問い合わせることによりサービス拒否が発生するもの。リモートから攻撃を受ける可能性がある。

注意喚起を行っているJPCERTコーディネーションセンターは、攻撃コードの公開を確認していないが、すでにISCでは被害報告が寄せられているという。攻撃が成功した場合は、特定のエラーメッセージがログに記録される。

現在サポートされているすべてのバージョンに影響があり、攻撃を回避する修正パッチが公開されている。日本レジストリサービス(JPRS)ではバージョンアップを強く推奨。JPCERT/CCは、十分なテストを実施してからパッチを適用するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2011/11/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響