一太郎シリーズのフォント処理に脆弱性 - リモートでコード実行の可能性
ジャストシステムが販売する文書作成ソフト「一太郎シリーズ」に、任意のコードを実行される脆弱性が含まれていることが判明した。一部製品については、アップデートの提供を開始している。
同社によれば、フォント処理に脆弱性が含まれているもので、4月7日に判明したという。細工が施された文書を開いた場合、悪意のあるプログラムをダウンロードし、任意のコードが実行される可能性がある。
現在、影響を受けることが判明しているのは、「一太郎2010」をはじめ、「同2009」「同2008」「同2007」「同2006」などで、いずれもガバメント版や体験版も含まれる。
同社では、「同2010」「同2009」および「一太郎ガバメント2009」については、脆弱性を解消するアップデートモジュールを公開。また他製品についても対応の準備を進めているいう。
またメールの添付ファイルやウェブサイト上のファイルなど、出所が明らかではない不審なファイルを誤って開かないよう、ユーザーへ注意喚起を行っている。
(Security NEXT - 2010/04/12 )
ツイート
PR
関連記事
入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
