Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

韓国でオンラインゲーム狙うトロイの木馬が急増 - 日本国内でも注意必要

アンラボは、韓国でオンラインゲームを狙ったトロイの木馬が急増していると発表した。日本国内でも韓国製オンラインゲームが普及しているため、注意を呼びかけている。

同社ウイルス対策チームの調査によれば、韓国国内における10月のウイルス被害報告が、9月の1305件から4265件へと大幅に増加し、2007年の最高件数を記録したという。なかでもオンラインゲームを狙った攻撃の増加が目立っており、被害報告を受けたウイルス上位20種類のうち、4分の3がオンラインゲームユーザーを標的にしたものだった。

オンラインゲームのアカウントを詐取してゲーム内の通貨やアイテム、経験値などを奪い、転売するなど、その多くが金銭目的で作成されたものと見られており、コミュニティサイトや攻略サイト、掲示板などを経由し、感染するケースが多い。

日本においても多数の韓国製オンラインゲームが提供されていることから、同社では今後日本国内でもウイルスなどの影響を受ける可能性が高いと指摘し、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2007/11/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
小学校で個別書類あると気づかず身体測定結果を誤配布 - 名古屋市
個人情報含むファイルを県内自治体に誤送信 - 静岡県
廃棄物運搬事業者への事務連絡メールで誤送信 - 横須賀市
Dropboxの電子署名サービスに不正アクセス - 顧客情報が流出
開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を
保守委託先で顧客情報含むHDDが所在不明 - はばたき信組
サポート詐欺被害で情報流出の可能性 - 高齢・障害・求職者雇用支援機構
「改訂新版セキュリティエンジニアの教科書」が発売 - 日本シーサート協議会
QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加