Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Acrobat Readerにクロスサイトスクリプティングの脆弱性

米Websenseは、同社研究期間でAdobe Acrobat Readerにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性を確認したとして注意を呼びかけている。

問題の脆弱性は、同ソフトの複数バージョンに含まれており、同脆弱性を利用すると、攻撃者は、PDFファイルをホスティングしている環境でJavaScriptを実行させることができるという。またローカル環境のPDFファイルで脆弱性が悪用されると、ローカル内のファイルへアクセスされる可能性がある。

アドビシステムズは、Adobe Reader 8.0において対策を講じているが、Acrobat Reader 5.0以降のそのほかのバージョンを利用している場合、ブラウザの種類などによっては同脆弱性の攻撃を受ける可能性があり、Websenseでは注意を呼びかけている。

米Websense
http://www.websense.co.jp/

(Security NEXT - 2007/01/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加