Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

持ち出し個人情報を健康ランドで紛失 - 佐賀県

佐賀県教育委員会は、9月23日に、教職員課の職員が、2006年度の教員採用試験受験者1606名分を含む、計3202件の個人情報が記録されたフラッシュメモリを紛失したと発表した。

紛失したフラッシュメモリには、教員採用試験受験者の個人情報1606件を含む、採用試験関係のデータが2961件、指導力不足と判定された教員に関する資料が192件、表彰受賞候補者などに関するデータが49件、計3202件の個人情報が記録されていた。

同発表によれば、職員は翌日にデータを利用するため、フラッシュメモリを持ち出したが、帰宅後、同メモリを鞄へ入れたまま佐賀市内の健康ランドへ行き、その際紛失したという。その後10月1日に紛失に気付いたが報告はせず、3日に同メモリを拾ったという匿名男性からの電話があって初めて判明した。

その後男性から2回連絡があり、6日に会うことなどを約束したが、それを最後に連絡は途絶えているという。同委員会は13日に紛失届を提出した。また関係者に対し、事故報告を兼ねた謝罪状を送付し、二次被害への注意を喚起するとしている。

(Security NEXT - 2005/10/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

顧客情報を含む社内メール、委託先にも誤送信 - みずほ信託銀
若年層向け合宿イベント「セキュキャン」が参加者募集をまもなく開始
臨時業務用PC2台を紛失、リース返却時に判明 - 栃木県
約6万件のスパム、森林研究所メルアカが不正利用 - 富山県
GeoVision製EOL機器に対する脆弱性攻撃が発生 - 米当局が注意喚起
RadwareのクラウドWAFに脆弱性 - フィルタ回避のおそれ
「PR TIMES」にサイバー攻撃 - IPアドレス制限や複数認証を突破
Cisco IOS XE無線LANコントローラに脆弱性 - root権限奪取のおそれ
SonicWall「SMA100」シリーズに脆弱性 - 初期化やファイル書き込みのおそれ
県立校でメール誤送信、メアド入力やPW設定でミス重なる - 新潟県