Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NEC、モバイルIPシステムのセキュリティ機能を強化

日本電気は、社外からでも社内システムの利用を可能にするモバイルIPシステム「UNIVERGE MBシリーズ」のセキュリティ機能を強化した。

「UNIVERGE MBシリーズ」は、オフィスで利用しているノートパソコンのネットワーク設定を変更することなく、社内の会議室や外出先、出張先、自宅など、外部から社内業務システム利用を実現するシステム。データの暗号化と認証を行なう「IPsec」による暗号通信にも対応している。

今回の機能強化により、企業内に設置された「UNIVERGE MBシリーズ」を経由しなければ、インターネットに接続できないよう設定できるようになった。また、セキュリティ対策を行っていないパソコンを、ウイルス対策専用のネットワークに接続して、セキュリティソフト適用やパッチ更新の徹底を図る「検疫ネットワーク」との連携を実現した。

機能強化に合わせて、同時接続ユーザ数が25から50ユーザー、提供価格が71万9000円からと、大企業の部門、拠点導入や中小企業向けに最適なエントリーモデル「UNIVERGE MB1010」も追加される。既存モデルの「UNIVERGE MB1510」は252万円から。10月29日より出荷を開始する予定。

(Security NEXT - 2004/09/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

小学校で教員募集メールを誤送信、メアド流出 - 江戸川区
国民健保の被保険者情報含むUSBメモリを紛失 - 草津市
端末管理システムで誤設定、従業員情報が閲覧可能に - マイナビ
「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
DV被害者情報を保育施設で加害者に誤提供 - 奈良市
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ