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定例パッチ公開日、盆休みを直撃 - 夏期休暇に備えてセキュリティ対策を

8月に入り、夏期休暇を取る人が増える時期だ。長期にわたる場合もあり、休暇前後の対策を確認しておきたい。特に今年は定例パッチの公開日が盆休みと重なるため注意が必要だ。

楽天リサーチが、6月に男女1000人を対象に実施した調査では、休暇を取得する場合、「4~5日」が34.3%で最多。「8~14日」が19.6%で続く。休暇期間の平均は6.8日と1週間近く、年末年始やゴールデンウィークと比べ、取得時期にばらつきがあるものの、盆休み前後に集中することも予想される。

休暇前には、システムが侵害されないようあらためてOSやアプリケーションに脆弱性が存在しないか確認し、必要に応じてアップデートを実施。休暇中に使用しない機器がある場合は、電源を切っておくといった基本的な対策が重要となる。

またランサムウェアへの対策として、重要なデータはバックアップ。休暇中にインシデントが発生した場合に備えて、緊急連絡体制や対応手順なども再確認しておく。

休暇中、自宅や休養先で作業を行う場合もあるが、紛失や盗難に注意が必要だ。関係者において、機密情報や情報機器の持ち出しや、外部から内部ネットワークへ接続する際のルールを共有、確認しておきたい。

(Security NEXT - 2018/08/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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