Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ソフト間の連携に問題 - 北國銀のメルアド流出事故

北國銀行が、4月1日にネットバンキングサービスの利用者向けに送信したメールにおいて、BCCを利用したにもかかわらず、一部利用者のメールアドレスが流出した問題で、事故原因の詳細が判明した。

事故の原因は、同行が独自に利用しているメールクライアントとメールセキュリティ管理ソフトとの連携に問題があり、BCCの送信先メールアドレスとして入力できる文字数の制限を超えて送信したために発生したという。

同行では、ソフト販売会社に確認を取った際、BCCのアドレスに8万文字まで入力できると説明を受けていたが、実際に対応できる文字数は4095文字で、400人分のメールアドレスを記載して送信した際、許容量を超えた232人分のメールアドレスが本文に掲載された。

問題発覚当初、NECソフトのメールセキュリティ管理ソフトに不具合があるとされていたが、ソフトそのものに不具合はなかった。同行では、ソフトの改修を実施するほか、より実務に近いかたちでテストを実施するなど、検証を強化し、再発を防止する。

北國銀行
http://www.hokkokubank.co.jp/

(Security NEXT - 2008/04/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Interop Tokyo 2025が開催中 - 恒例企画「ShowNet」が人気
「Interop Tokyo 2025」が6月開催 - テーマ「社会に浸透するAIとインターネット」
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
指標管理ウェブシステムから顧客情報流出の可能性 - 損保ジャパン
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを
マンション管理業務主任者登録の申請書類が所在不明に - 国交省