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組込用SSL/TLSスタック「MatrixSSL」に深刻な脆弱性

組込機器向けに提供されているINSIDE Secure製のSSL/TLSスタック「MatrixSSL」に、深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。

「同3.8.5」にバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2016-6890」やバッファエラー「CVE-2016-6891」、ヒープ領域の不正な解放「CVE-2016-6892」など複数の脆弱性が含まれていることが判明したもの。以前のバージョンも影響を受けるという。

細工された証明書を処理するとコードを実行されるおそれがある。同社では脆弱性を修正した「同3.8.6」の提供を開始しており、すべての利用者に対してアップデートを推奨している。

(Security NEXT - 2016/10/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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