組込用SSL/TLSスタック「MatrixSSL」に深刻な脆弱性
組込機器向けに提供されているINSIDE Secure製のSSL/TLSスタック「MatrixSSL」に、深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。
「同3.8.5」にバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2016-6890」やバッファエラー「CVE-2016-6891」、ヒープ領域の不正な解放「CVE-2016-6892」など複数の脆弱性が含まれていることが判明したもの。以前のバージョンも影響を受けるという。
細工された証明書を処理するとコードを実行されるおそれがある。同社では脆弱性を修正した「同3.8.6」の提供を開始しており、すべての利用者に対してアップデートを推奨している。
(Security NEXT - 2016/10/14 )
ツイート
PR
関連記事
「Apache Tika」のPDF解析に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
露攻撃グループ、「Cisco IOS」旧脆弱性を悪用 - 制御システムにも関心
「Cisco IOS」脆弱性、公表から7年後も攻撃が継続
iPhoneやMacなどApple製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
ホスティング管理ツール「Plesk Obsidian」に脆弱性 - アップデートで修正
「Docker Desktop」に深刻な脆弱性 - コンテナからAPIアクセスのおそれ
「iPhone」「iPad」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
Apple、「Mac」の脆弱性を修正 - 標的型攻撃に悪用か
分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性
「Kubernetes」マルチテナント管理ツール「Capsule」に深刻な脆弱性