Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正圧縮プログラムでウイルス検知が回避される脆弱性 - Sophosがアドバイザリ

Sophosは、同社ウイルス対策製品において、ウイルス検索エンジンの処理が、不正に改変された圧縮ファイルに回避される脆弱性があったとしてアドバイザリを公表した。同社ではすでに問題を解消したバージョンの配布を開始しており、適切にアップデートされているか、チェックするよう呼びかけている。

同社のアドバイザリによれば、同社ウイルス対策エンジンで「CAB」「LZH」「RAR」ファイルを適切に処理していなかったため、ヘッダへ手を加えられた不正な圧縮ファイルにウイルスが隠された場合、ウイルスを検出できない状態だったという。

同社では、今回の脆弱性についてバージョン2.49.0以降ですでに問題を解消しており、同バージョンについては、8月22日以降に自動アップデートで配布している。また、アドバイザリを公表した時点で、脆弱性を利用する攻撃は見つかっていないという。

同社では、利用しているソフトウェアのバージョンを確認し、同バージョン以降にアップデートするよう呼びかけている。

Sophos
http://www.sophos.com/

(Security NEXT - 2007/09/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ファイルサーバがランサム被害、データが暗号化 - 青果流通会社
子育て支援アプリを停止、「セキュリティ上の問題」 - 江崎グリコ
「セキュリティ・キャンプ2025ミニ」、10月にオンライン開催
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
先週注目された記事(2025年8月10日〜2025年8月16日)
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開